20年@伊藤勝
- いとう眼科
- 1 日前
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事務長の伊藤です。
本日、いとう眼科は20周年を迎える事ができました。
本当に色々な事がありましたが、
あっという間の感覚の方が強い感じです。
開業したての頃は1日40人も患者さんがいらっしゃらず、
院内に患者さんが一人もいなくなる事があったり、
2階の窓から信号を曲がる車を眺めていたこともありました。
ただ、すぐに患者さんは100人を超えるようになり
やがて、200人近くの患者さんがいらっしゃるようになりました。
その頃は、医院の規模の拡大に合わせて
スタッフも採用していた感じです。
当時は、医院の規模が大きくなること、
患者さんの数が増える事が一つのステータスだと考え、
如何に規模を大きくするか、それに合わせて医院の体制を
整えるかに苦心していました。
ただ、今は違います。
患者さんが増えれば、待ち時間も増えます。
スタッフを急激に増やせば教育が追いつかず
医療の質もサービスの質も落ちてしまいます。
そもそも、採用に妥協しないと人員の確保もできません。
そうやって本当に大切な事を蔑ろにして
身の丈以上に医院の規模を大きくし、患者さんの数を増やすことは
私達は望んでいないとある時気付きました。
今は予約制を取り入れ、
来て下さる患者さんの数は減ったとしても、
一人一人の患者さんにしっかりと時間をとって対応し、
安心して元気になってお帰りいただく事にとにかく力を入れました。
スタッフの採用も妥協は一切しないことにしました。
患者さんの数に合わせてスタッフを採用するのではなく
今いるスタッフでみることが出来る患者さんを
精一杯全力でみさせていただく事にしました。
それが正解かどうかはわかりません。
ただ、そうやって「今」正しいと思う事を全力でやってきました。
後になって振り返って、あれは間違いだったと思う事も沢山あります。
むしろ、間違いの方が多かったかも知れません。
ですが、そういう過去が全部積み重なって
今があるので、過去の全てが意味があって必要な事だったと
思えます。
いとう眼科はこの先もきっと進化していきます。
規模ではなく質に重きを置いて進化していきます。
20年は一つの節目ですので過去を振り返るきっかけにはなりますが、
何も成し遂げてはいませんし、まだまだ止まりません。
常に先をみて、進化成長を続けていきたいと思います。
この20年間、本当に沢山の方の笑顔に出会ってきました。
20年前、院長に声を掛けてもらい、いとう眼科をスタートさせましたが、
その事に感謝しかありません。
ありがとうございました。
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