おはようございます。
スタッフの時澤です。
足の不自由な方、一人では歩行が難しい方を検査させていただくとき、手を繋いで一緒に移動する事があります。
「悪いねぇ。足が不自由だとどこでも嫌な顔をされるんだよ。
面倒な人が来たと思われているのがわかるの。でもここだとすぐに手を繋いでくれて、ゆっくり歩いてくれる。どの人に検査してもらってもみんな手が温かくて、ここに来ると子供の頃お母さんと手を繋いで歩いていた時のことを思い出すよ。」
そんな事を話してくださった方がいらっしゃいます。
「お互い様ですよ。ゆっくり歩きましょうね」と伝えると
「お互い様という言葉を最近聞かなくなったけど
そんな考えを持っている人がまだいるんだねえ」と患者様。
事務長から「お互い様」の意味を教えていただきました。
私たちも今は元気でも
いつ病気になるかわからない、足腰もこれから弱くなる、
その時誰かのお世話になるんだよ。
1人では生きていけない。誰かに助けてもらったり支えてもらっているんだから、させてもらわないとだよねと。
迷惑かけてしまうかも、嫌な顔されたらどうしよう、
そんな不安な気持ちで足が遠のいてしまうなんて
悲しいです。
少しでも患者さんのその悲しい想いを私たちで少なくしていきたいです。
お互い様の心と
患者さんの不安を安心に変えていけるよう
みんなで頑張っていきます。
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