昭和野球@伊藤勝
- いとう眼科
- 4月9日
- 読了時間: 2分
事務長の伊藤です。
広島カープが少し話題になっています。
二俣翔一という選手がいます。22歳。
育成契約からプロ契約を勝ち取った選手です。
その選手、先日の試合で歯を8本折り、8針縫う大けがをしました。
プロ契約を勝ち取り、折角試合に使ってもらえ、これからって時に・・・
と大方のファンは思ったでしょう。
ですが、二俣選手は翌日もしっかりと試合にでていました。
本人は「痛く無いですから」と。
もちろん、そんなはずはありません。
新井監督は「その気持ちを買いたい」と批判覚悟で二俣選手を
スタメンで起用しました。
ちなみに、同僚の野間選手が、二俣選手が「カレーを必死で食べていた」
と証言していたそうですが、食べる事すらままならない状態でした。

その二俣選手のライバルと言える同僚の田村選手。21歳。
つい先日、プロ入り初となるサヨナラホームランを打ちました。
田村選手は去年期待されながら全く活躍できず悔しい想いをして今年を迎えました。
が、キャンプ中に左手の指を骨折してしまいました。
ただ、首脳陣にキャンプを続けさせてくださいと直訴し、見事1軍キャンプを完走しました。
そして先日のサヨナラホームラン。
そんな2人の選手をみてファンは「昭和野球」と湧いています。
もちろん冷静に理論的に考えて「無理させてはいけない」という
意見もあると思います。
ですが、私達は血の通った人間であり、
その血が湧く事が人生の醍醐味であり、
成功も失敗もしながら、文字通り血沸き肉躍る人生を求めているのかもしれません。
いとう眼科もそういう感じかも知れません。
なお、新井監督は、田村選手がホームランを打った瞬間、
高校球児のようにベンチから飛び出し、どの選手よりも激しいジャンプで
喜んでいました。喜びすぎて頭が痛いと語っていたそうです。

私はそういう新井監督の姿に憧れます。
スタッフの喜びを心から無邪気に喜びたいです。
そして、スタッフは患者さんの喜びを心から無邪気に喜べる人であったほしいです。
毎回野球からは学ぶことが沢山です。
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