小さなことを大切にするということ@伊藤小温
更新日:54 分前
おはようございます、新人スタッフの伊藤小温です!
先日、『はきものをそろえる』という本を読ませていただきました。
「はきものをそろえる」と聞くと、とても小さな、当たり前の行動に思えます。
しかし、本を読み進める中で、私はその「当たり前」の中にこそ、その人の心の姿勢が表れるのではないかと感じました。
脱いだ履物をそろえることは、自分のためだけではありません。
次に使う人が気持ちよく使えるように、ほんの少し相手のことを考える行動でもあります。
そう考えると、私たちの仕事にも同じことがたくさんあるように思います。
患者さんが座る椅子を整える。
字を丁寧に書く。
次に使う人のことを考えて物を元の場所に戻す。
患者さんの表情や様子を見て、必要なときにそっと寄り添う。
一つひとつは、とても小さなことです。
けれど、「小さいからやらなくてもいい」と思うのか、「小さいことだからこそ大切にする」と思うのかで、日々の仕事は少しずつ変わっていくのではないかと思いました。
この本を読んで感じたことをスタッフにも共有したところ、院内でも履物をそろえることをみんなで意識するようになりました。
朝、院内に入ると、スタッフの履物がきれいにそろっている。
たったそれだけのことなのに、毎朝とても気持ちよく感じます。
そして、その頃から、患者さんからいただく感謝のお言葉もいつもより多くいただく機会がありました。
もちろん、履物をそろえたことと、いただいた「ありがとう」の数が直接つながっているわけではありません。
それでも、本をきっかけに私たちが小さなことに目を向けるようになり、その意識が、患者さんの様子をよく見ることや、今まで以上に相手の立場を考えることにつながったのだとしたら、とても嬉しいことだと思います。
「患者さんに寄り添う」ということは、何か特別なことをすることではないのかもしれません。
目の前にいる方をよく見て、
「今、この方にできることは何だろう」と考える。
その積み重ねこそが、安心して過ごしていただける環境につながっていくのだと思います。
履物をそろえることは、ほんの数秒でできることです。
でも、その数秒の中に「次の人を思う心」がある。
そして、その小さな心遣いが人から人へ広がっていけば、空気も、人との関わりも、少しずつ温かいものになっていくのではないでしょうか。
一冊の本から学んだ「小さなこと」。
これからも私たちは、そんな「小さなこと」を大切にしながら、患者さん一人ひとりに寄り添える眼科を、スタッフみんなでつくっていきたいと思います。
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